センメルワイス反射
kofukuji
足利 祥林山 高福寺
昨日人権学習を受けてきた。内容は、人権についての考えや、災害時のマイノリティへの対応だった。
しかし、どうやら「人権」という言葉は定義が決まってないらしく、百家争鳴らしい。いまだ定義がおぼつかないものを教えられても困るなと思った。
災害時には、心理的応急処置という考えがあり、いかに弱者を傷つけないかが大切らしい。弱者を傷つけないのは大切だが、その内容がこと細かく書かれている。これだけ型にはめて指示されれば、いざというときに、失敗からの非難を恐れてなにもできないのではないかと思った。
そして、仏教が人権をどう考えるかだが、仏教は人権という狭い枠では考えていないと思う。人権というのはあくまで人間だけの権利であり、動物などは入っていない。
また、一般社会の考えのように、非常時のことを型にはめたりはしない。わたしが人権を教える側で、その対象が坊さんであれば、「思いやりをもって、頑張れ」の一言しか言わないと思う。