修証義

懺悔滅罪②

kofukuji


然あれば誠心を専らにして前仏に懺悔すべし、恁麽するとき前仏懺悔の功徳力我を拯いて清浄ならしむ、此功徳能く無礙の浄心精進を生長せしむるなり、浄信一現するとき、自他同く転ぜらるるなり、其利益普く情非情に蒙ぶらしむ。

【訳】そうであるなら、誠心誠意、仏の前で懺悔するべきである。そうすれば、懺悔の功徳で清浄となる。この功徳は、純粋な努力を促進してくれる。清らかな信じる心が現れたとき、自分と他人がよい方向へと変わる。その利益は、人間だけに留まらない。

【解説】誠心誠意、自分の非を認めることが大事だということですな。なかなか難しいが…

誰かが、過ちを犯したときに、その過ちを素直に認めた場面に出会ったことはあるだろうか?

わたしはある。そのときななにが起こったか。たしかにわたしの心も洗われたように感じた。自他同じく転ぜらるるである。

※修証義の解説は毎週日曜に投稿のはずです。今週は失礼いたしました。(懺悔滅罪)

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