副住職日記

あたかも今それだけをしなければならないかのごとく

kofukuji

最近、風呂上がりに風呂掃除をしている。めんどうだなと思うときもある。めんどうだなと思っているときは風呂掃除が雑用となっている。

雑用だと思っている作業は非常に苦痛だ。なぜなら他にやるべきことがある前提でその雑用をしなければならないからだ。他にやるべきことがあるので雑用は早く終わらせてしまいたい。

雑用のあとのやるべきこと、やりたいのとに心が引っ張られてしまい、全くその場を生きている心地がしない。心は未来にいってしまい、非常にざわつく。早く終わらせてやりたいことをやろう!

しかし今日は違った。ただ風呂掃除をした。あたかも自分のやるべきことは風呂掃除ただ一点であるかのような心地がした。いや、仕向けたというべきか。

実際に今やっていることと、心が一致すると、非常に生きた心地がする。心が充足する。雑用が雑用でなくなり、それはなんともいえない満ち足りた気持ちになる。

きっとパーフェクトデイズを観た影響だろう。

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