副住職日記

自分は共犯にならない自信があるか?

kofukuji

テレビ局は金とこれに直結する視聴率のために、「多数の少年に性的虐待を加える者」に魂を売った。(中略)ジャニー氏は思ったに違いない。「自分が何をしても、テレビ局は報じない。自分は許されている」。こうして、その後も性的虐待を続けた。この意味で、マスコミは、ジャニー氏の「最大の共犯者」である。

産経新聞 ジャニー氏の「共犯」マスコミに再犯の恐れあり(2023.1112朝刊)

このコラムが書いてあるすぐ横に、「「安い日本」脱出なるか」と大きく書かれている。GDPが4位になり、インドにも抜かれそうだとのこと。GDPとはどれだけお金を使ったかの指標ではなかったか…

北村弁護士の言っていることは決して間違っていないと思う。しかし、じゃあ自分がジャニーズの恩恵を受けている側だったとき、果たして声をあげられるのだろうか。そもそも「お金が一番!」という思想が世にはびこっているせいなのではないだろうか。

わたしが当事者だったら、その時、どう動けるか。自信はあまりない。自信はないがしかし、声をあげられる人間であるよう、精進していきたい。

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