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鼻の穴は黒い

kofukuji

この前、子どもがわたしの鼻の穴をのぞき込んで何を言うかと思えば、「黒い!」だ。

そりゃそうだ。鼻の穴は黒い。しかし、なぜかいい気持ちがしない。鼻の穴が黒くない人間などいない。そんな絶対的事実を指摘されてなぜ不快な気持ちになるのだろうか。

おそらく黒色というのは汚いイメージがあるからであろう。白と言われたほうが清潔な感じがするのかもしれない。

現に、家族は同じように黒だと指摘されて、自分のはピンクだと弁護していた。

昨今の差別やハラスメントも似たような構造になってはいないだろうか。その発言の是非が不快かどうかで決まってしまう。

人生は思う通りにいかないものだ、ブッダがそう言っている。なんでも思う通りにしたい鼻の穴の色がピンクの人間の顔色を伺っているようでは、正義は実行されないではないか。

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